震度とは?

震度の定義

  震度とは、地震が発生した際に特定の地点で感じる揺れの強さを示す指標です。震度は地震そのものの規模を示すマグニチュードとは異なり、被害を受ける場所の揺れの大きさを評価するためのものです。このため、同じ地震でも場所によって震度が異なることがあります。

震度の階級

  日本では、気象庁によって震度階級が0から7までの10段階に分類されています。震度0は人が揺れを感じないレベルで、震度7は動くことが困難なほどの強い揺れを示します。具体的には、次のような階級があります。

  • 震度0: 人は揺れを感じない
  • 震度1: 一部の人が揺れを感じる
  • 震度2: 大半の人が揺れを感じる
  • 震度3: ほとんど全員が揺れを感じる
  • 震度4: ほとんどの人が驚く
  • 震度5弱: 大半の人が恐怖を感じる
  • 震度5強: 歩行が困難になる
  • 震度6弱: 立っていることが難しい
  • 震度6強: 動くことが非常に困難にな
  • 震度7: 動くことがほぼ不可能な状態  
震度

震度の測定方法

  震度は主に震度計を用いて測定されます。日本全国には約4,400地点に震度計が設置されており、地震動の観測を行っています。震度計によって測定されたデータは即座に気象庁へ送られ、各地域の震度が発表されます。

  震度は、地震動の最大加速度や最大速度などから算出され、各地点での揺れの強さを数値化します。このため、震源に近い場所ほど強い揺れを感じることが多くなる一方、地盤の構造や建物の耐震性なども震度に影響を与えることがあります。

  また、地震情報の発表時には、各地の震度とともに震源地、震源の深さ、マグニチュード、津波の有無なども合わせて公表されるため、総合的な判断が必要です。震度とマグニチュードは混同しがちですが、それぞれの指標の違いを理解することで、より適切な防災対策を講じることが可能です。

マグニチュードとは?

マグニチュードの定義

 マグニチュードとは、地震そのものの大きさを表す指標です。地震が発生した際に放出されるエネルギーの総量を数値化したもので、地震の規模を比較するために用いられています。

マグニチュードの計算法

 マグニチュードは、地震計によって記録された地震波の振幅と、震源までの距離を利用して算出されます。具体的には、地震波の記録を分析し、地震のエネルギーを計算することでマグニチュードが決定されます。マグニチュードが1増加すると、その地震のエネルギーは約32倍になります。例えば、マグニチュード8の地震はマグニチュード7の地震に比べて約32倍のエネルギーを持っていることになります。

震度とマグニチュードの対比

 同じマグニチュードの地震でも、震源からの距離や地盤の状態などにより、各地で感じる揺れの強さ(震度)は異なることがあります。このため、地震の被害を評価する際には、マグニチュードと震度の両方を考慮する必要があります。

震度とマグニチュードの違い

同じマグニチュードでも異なる震度の理由

 同じマグニチュードの地震でも震度が異なる理由は、主に以下の3つの要因によります。第一に、震源地からの距離です。震源に近いほど揺れが強くなりやすく、遠いほど揺れが弱くなります。第二に、地盤の状態が影響します。同じ地震でも、硬い地盤では揺れが少なく、軟らかい地盤では揺れが大きくなることがあります。第三に、建物の構造や高さも震度に影響を及ぼします。高層ビルなどの柔らかい構造物は、長周期地震動に対して揺れやすくなるため、震度が高く計測される場合があります。

2011年に発生した東日本大震災は、マグニチュード9.0で、非常に大規模な地震でした。しかし、各地で感じた震度は場所によって異なりました。最大震度7が記録された地域もあれば、震度4や5を観測した地域もあります。
 2024年1月1日に発生した能登半島地震では、マグニチュード7.6で震度7を観測しました。このように、大規模な地震でも震源地からの距離や地盤の状態によって感じる揺れの強さ(震度)が異なることが分かります。

複数の情報源を活用しよう!

正しい情報収集の方法

 地震発生時に正しい情報を迅速に収集することが生死を分けることもあります。日本では、気象庁が地震発生直後に震源地や震源の深さ、マグニチュード、各地の震度、津波の有無などを即座に発表します。これらの情報を正確かつ迅速に受け取るためには、複数の情報源を活用することが推奨されます。

 テレビやラジオでの緊急放送、気象庁の公式ウェブサイト、地震速報アプリなどを利用してリアルタイムで情報を得ることが可能です。SNSを活用する場合は、信頼性の高い公式情報に基づいた発信元をフォローすることが重要です。デマ情報に惑わされないよう注意し、公式な情報源を利用して冷静に行動することが求められます。